【貯金マインド】心のストレスをためる節約では貯金もできない

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お金を貯めるために、節約から始める人も多いことでしょう。
それは別に悪い方法ではなく、みんなが必ず貯蓄するためにおこなうことですよね。
でも、それが本当に効果的な節約になっているのか、時々確かめた方がいいです。
「節約しようとする態度」がかえって心を不幸にしてしまうことはよくあります。
節約に意識を向けすぎると、心がカラカラに干からびてしまうので注意しましょうね。
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  • 不幸になってしまう節約とは?
    節約を頑張るあまり、不機嫌が蔓延する。
    節約しているつもりが、トータルで損をする
    節約にもリバウンドがある
  • 人を幸福にするのはお金じゃなくフロー

不幸になってしまう節約とは?

こんなことはありませんか?

・節約を頑張るあまり、不機嫌が蔓延する。



我が家はあまり経済的に余裕があるほうではありません。そこで節電を頑張っていました。
使っていない電気はまめに消す、シャワーやお風呂の温度は下げる、といった具合です。
しかし、家庭内では部屋の電気をつけたら、つけっぱなし。自室で使っている足元に置く小さなヒーターも部屋にいないのに、ずっとつけっぱなしです。


黙って私が消せばよかったのですが、何故かヒーターだけはしっかり消してもらわないと気が済まず、ヒーターの件でケンカをし、不愉快な気持ちで過ごしていたのです。
豊かな暮らしをめざして節約をし始めたはずなのに、結果的にはケンカが多い、楽しくない生活になっていました。

・節約しているつもりが、トータルで損をする

近視眼的な節約をしてトータルで見ると損をすることもあります。
1円、2円の差にこだわって遠くのスーパーまで買い物を行くとします。
朝刊のチラシをチェックした結果、A店よりB店のほうが、ティッシュペーパーを80円ほど安く売っていたとしましょう。
この場合、ティッシュペーパーの値段だけを見たら80円得をしていますが、同時に次のようなものを損している可能性があります。

・新聞を購読するお金
・毎日、血眼になってチラシをチェックする時間と心のエネルギー
・B店まで行って買ってくる時間
・B店に行く交通費
・新聞を片づける時間
・新聞をすてる(廃品回収に出す)時間

時間やお金も問題ですが、一番問題なのは心のエネルギーです。

もし、特売品のティシュペーパーが数量限定品で、買い逃してしまったら、ものすごくがっかりしますよね。これがまたストレスになります。

「お金がない、もっと節約しなきゃ」という脅迫観念もあるため、ストレスにストレスが重なって、気持ちはさらに重くなってしまいます。
これはあまり幸せな状態ではありません。長い目で見ても、うまくお金が貯まるとは思えませんね。


・節約にもリバウンドがある

節約にもリバウンドはあります。
いつもいつも切り詰めているとある時リバウンドして、それほど欲しくない物を買ってムダにお金を使ってしまうのです。
こうした揺り戻しは何にでも。ダイエット、家事、勉強、片づけ・・・。自分のキャパシティを大きく超えて、無理やり頑張ると必ずリバウンドします。

節約のリバウンドは、セール商品に遭遇した時に起こりやすいですね。
セールならば、「いつもよりは安いから」と免罪符があります。今いるわけでもないのに、こんな心理が働いて、つい買い物してしまうのです。


一度お金を使いはじめるとタガが外れ、次々といらない物を買ってしまいます。
欲しくて買ったはずなのに、よくよく考えると別に好きでもないし便利に使えるわけでもないのです。
買い物の波が過ぎたあと、後悔します。
そして、「また明日から節約を頑張ろう」と節約の決意を固めて倹約生活に入りますが、無理をしているのでそのうち同じようなリバウンドが起きてしまいます。


節約 ➤ リバウンド ➤ 節約 ➤ リバウンド と続き、普段我慢しているわりにはお金が貯まらないのですね。

人を幸福にするのはお金じゃなくフロー

そもそも人はなぜお金を貯めるのでしょうか?
基本的には何かに使うためですよね。
お金は使うためにあります。
ところが、節約至上主義になるとお金を使いにくくなります。お金を使うたびに罪悪感をいだき、本当に必用な物を買っていてもなんとなく心が痛みます。



節約が人に与える悪影響のナンバーワンは、この「お金を使うことにいちいち罪悪感があること」だと思います。

節約にフォーカスしすぎると、優先順位が分からなくなります。
節約の目的は今さらですけど、お金を貯めて、欲しい物を買い、幸せになること。
ところが、節約に熱心になりすぎると、自分の幸せより、貯金通帳の残高が増えることの方が大事になってしまうのです。



老後が心配で、日々ガチガチに節約している人は、今を生きていないと言えるかもしれなせん。
たしかに自分の老後や家族、子供の養育費などの将来を思い浮かべれば、現在の生活は将来に起こるかもしれない未知の恐怖に左右されているからです。



このような恐怖が行動の元になっている場合、いくらお金を貯めても心の安らぎは得られません。
人間は将来起こることを予知することは出来ないので、不安がなくなることがないからです。
また、お金があっても幸せになれるとは限りません。
最低限の衣食住が足りていれば、そこにいくらお金が上乗されようと、幸福度はあまり変わらないとも言われます。(多くの著書やリサーチ結果、専門家が語っています)


ある一定の収入を超えると、もう幸福度はそんなに変わりません。
基本的な暮らしに必要なお金がないと人は不幸になりますが、お金がどんどん増えても幸福度はアップしないのです。

専門家達からは、人々を幸福にするには、お金ではなくフロー状態だと話します。
フロー状態とは、一つの活動に深く没入している状態のこと。

フローに入ると、その活動をやること自体がとても楽しいので、時間や労力を費やすのをいとわなくなります。

幸せになるのに必要なのはお金ではなく、「3つのA」だと言う人もいます。

・Attitude(心の持ち方)
・Awareness(気づくこと)
・Authenticity(自分自信であること)


悲しいことがあっても、自分の心の持ち方一つで前向きになれます。
節約を頑張りすぎてしまう人は、無意識のうちに幸せとは逆の道を歩いているかもしれません。
お金を貯めることばかりに夢中になって、大事なことを犠牲にしていないか、自分の本当の気持ちを確かめてください。

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