「漠然とした不安」を抱えた場合、知らないことだらけで不安をいだくケースが多いのではないでしょうか。
読書は知識を得ることによって世の中の仕組みや、心の安定にもつながります。
インターネットで最新の情報を得ることも必用ですが、読書力をつけることでのすばらしさを著書を引用してご紹介します。😀
- 社会や人生に対する不安感がつきまとってしまう
- 世の中の仕組みをよく知り、自分の人生との関連性を想像する
- 知識はさまざまな分野へのプロファイリングを可能にしてくれる
社会や人生に対する不安感がつきまとってしまう
ひとりの時間をたのしむ方法には、内省によって自分と向き合うこと、趣味など自分が好きなことに没頭することなどもありますが、もうひとつ重要なことがあります。
それは本を読むことです。
孤独に対して恐怖を感じている人は、誰かとつながることを重視して、おしゃべりやSNSなどに費やす時間が長い一方、読書の時間が少なくなります。
さらに自分と向き合うことが苦手な場合、自分と世の中の仕組みや自分と社会、自分と周囲の人との関係をしっかり理解することができないと、自分が直面する事態が自分どう影響を与えるのかという知識が少ないため、つねに社会や人生に対する不安がつきまといます。
「よくわからないから怖い」という感覚があるのもそのためです。
たとえば架空請求メールが来たから焦ってパニックになり、お金を払ってしまう人がいます。
これも、まったく法的根拠がないことを知り、もし放置したら何か困ったことが起こるのかをよくよく想像すれば、スルーしても何の問題もないことがわかります。
「クレジットカードを使うのが不安」という人も、実はクレジットカードの仕組みをよく理解していないから信用できないだけ。
メリットとリスクを知れば知るほど適切な使い方が自分の中で構築れていくものです。
世の中の仕組みをよく知り、自分の人生との関連性を想像する
社会のことを知れば知るほど、環境変化が自分に与える影響とその対処法もわかります。
対処法を知っていれば、自分が環境変化に直面した時でも「こうすればいい」とわかりますから、不安は減っていきますよね。
自分に関係ないことはスルーもできるし、関係することに対しては自分の行動を最適化させることができるというわけです。
今の世の中インターネットもありますが、人の生活など活動領域のほとんど全ての分野で何らかの書籍があります。読書も世の中を知るにはもっとも安価ですぐれた方法の一つです。
テレビや新聞では不十分な時もあります。
なぜならばテレビの情報は自分が知りたいこととは無関係に流れては消えていきますし、新聞の情報は断片的な上に掘り下げ方法が浅いからではないでしょうか。
知識はさまざまな分野へのプロファイリングを可能にしてくれる
たとえば「善か悪」「敵か味方」「白か黒か」と、どちらかはっきりしないと気が済まない人は、会社やそれ以外にも身近にいるとしましょう。
本来は立場や視点が変われば意味も変わるため、ほとんどの事象はグレーです。にもかかわらず彼らが「グレー」を認識できないかというと、情報処理能力が低いことが考えられます。
それは物事を単純にしか見ない、単純でないことに直面すると情緒的に不安になり、はっきり切り分けたくなるからです。
しかし、読書を通じて社会を計測する基準や枠組みをたくさん持つことができれば、「社会のこういう所はまだ不十分だけれど、この点は進んでいる」などいろいろ複数の視点から評価することができるはずです。評価内で部分部分で恵まれたところ、優れたところを抽出でき、いちいいち怒ったり不満に感じたりすることもないでしょう。
読書を通じて計測する基準が多くなれば、思考は柔軟に、心は穏やかになり、自分の身の周りで起こる出来事や変化に対する恐怖や不安感を減らす効果になります。
そして、自分の中のプロファイリングの中から当てはめて、より世の中を理解することには「この本は読んだことがあるからいいや」ではなく、同じテーマでも他の本やネットの記事を読み、柔軟にキャッチアップしていくことが必用ですね。
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