みなさんの周りに、誰とでも自然に話ができて、いつも明るく元気な人はいますか?
そんな方が身近にいたら、その人のことを思い起こしてみて下さい。
きっと、感じがよくて誰からも好かれ、しあわせそうに見えると思います。
年齢に関係なく、分けへだてなく雑談ができる人はとても素敵です。
では、どうすれば雑談が上手くなるのでしょうか?
雑談に対して心構えを知っておくと力がつきます。😀
- 相手のことを受け止める
- 相手の言うことを最初から否定しないこと
- 相手が楽しくなるようなことを、考えてみましょう
- オープンマインドな姿勢で接してみましょう
- 客観的に物事をとらえる
相手のことを受け止める
雑談の上手な人は、すべての人に耳を傾けようとします。
相手の話をまずは全部聞いてみることから始めます。
話を聞くという行為は、相手を受け入れることですので、相手の気持ちや考え方が分かってきます。
雑談が下手な人は、せっかちなので、自分が次に話す内容のことばかり考えてしまいます。
または、そのときの気分や相手によっては、話をすぐ否定したくなります。
たとえ自分の思っていることと違っても、最後まで聞いてあげる。
それこそが「受け止める力」が必要となります。
仮にそうでないと、頭の回転が速く冗談が面白い人でも、理解するのも早いのですが、せっかちに「わかった」がとんでもない早とちりで、トラブル寸前になることがよくあります。
人は話を最後まで聞いてくれる人に安心感と信頼感を抱くものです。
たとえ自慢話だったとしても、最後まで聞いてあげましょう。
いくらなんでも、何時間も続くことはないはず。
相手を自分にあてはめて、受け止めるのがキツイと感じていたのなら、人に話をする際に
自分はこんなふうにならないようにしよう、と思いながら聞けばいいのです。
相手の言うことを最初から否定しないこと
雑談の上手な人は、相手に話しやすくさせます。また「素直」に相手の気持ちを第一に考えようとしてくれるので、提案もしてくれますし、 “説教” はしません。
雑談の下手な人ほど、自分のモノサシを優先するのですぐに否定したがります。
たとえば、
パーティー会場でクラッシックがかかっていたとします。
「クラッシックっていいですよね、心が落ち着きます」
「そうかなぁ、クラッシックよりジャズのが断然いいと思いますけど」
初対面でこのように返答されたら、いい印象は受けませんよね・・・
逆に、
「そうですね。たしかにクラッシックっていいですよね。でも、ジャズも意外といいですよ」
こんなふうに言われれば、クラッシックがいいということも共感してもらえたと相手は感じます。
感じのいい人だと思われて、音楽の話で盛り上がるかもしれませんね。
まずは同意・肯定してから「こうしてみたらどうかな」と、提案してみましょう。
どんな場面のときでも、相手は自分と同じ人間です。
人は自分の気持ちをわかってくれる人に安心感を覚え、きっと心を開きます。
相手が楽しくなるようなことを、考えてみましょう
雑談の上手い人は、人に喜んでもらうことが好きですので、楽しさを共有し、相手が笑顔になることに幸せを感じます。
直前や直近の出来事で話を盛り上げたり、食べ物、趣味にそったもの、お笑い、ダジャレなどユーモアたっぷりの会話から、人に「笑顔」を与えたい。人に「気持ちよさ」を与えたい・・・
日々の生活の中の、ちょっとした場面でも、相手ファーストの目線でいることはサービス精神があるということになるのだと思います。
オープンマインドな姿勢で接してみましょう
雑談の上手い人は、初対面の相手にも自分をさらけ出すことができるので、いつも心の扉を開けています。また、相手と適度な距離を保ちます。
自分をさらけ出すと言っても、「私はこういう人間です」と、心を開いて接することなので、相手が不快になるようなさらけ出し方ではありません。
雑談の下手な人は、自ら心を閉じているので、相手の心は開きません。
かたくなにバリアを張ります。
あるいは、強い台風のように急接近してくるときもあります。
大人になって社会に出れば、さまざまなタイプの人と関わらくなけてはいけません。
すべての人と上手にやっていくことは、とても難しいことです。
雑談の下手な人は、好き嫌いがハッキリしているので、人付き合いに支障が出てしまうことがあるようです。
しかし、初めから苦手意識を持たないようにすれば、かなりの確率で改善することができます。
そのためには、人に対して先入観をなくす事です。
「もしかしたらこの人、苦手かも」と感じても、その先入観を一度自分の中でなくし、ゼロベースに戻して見てはどうでしょうか?
車で例えれば、スタートする前に、一度ギアをニュートラルにしておくイメージです。
また、「気が合いそうだな」と思ったときも同様です。
一気に加速して距離を近づけるのではなく、まずは心をニュートラルにして、1つずつギアを上げていくのです。
雑談の上手い人は、そうやって相手との距離をコントロールしています。
客観的に物事をとらえる
人から信頼されて成功していく人は、誰に対しても頭ごなしに責めたりはしません。
これはビジネスに限らず、チームワークを要するものや、友人関係、ママ友、親子間でも同じです。
出来事全体を把握してから判断するので、何事でも説得力があります。
それゆえ、気持ちがいいほど瞬時にへと建設的な解決に向かいます。
それは心に余裕があるから、物事を冷静に客観的にとらえられるからです。
どうして心に余裕があるのでしょうか?
それは「遊ぶときも本気(真剣)」だということです。遊びは雑談の「会話の種」にもなりますし、会話でのコミュニケーション力にもつながります。
大人になってからの遊びには、さまざまな学びが隠されています。決して、学校や職場では教えてくれません。
明るい人・暗い人、声の大きい人・小さい人、うるさい人・静かな人、気品のある人・下品な人など、さまざまなタイプの人と出会うため、年代とわずのコミュニケーション力がついて社交性と柔軟性にたけていきます。
仕事に繋がる出会いをも、引き寄せることがだってあります。
また、羽目を外さないようにする節度も身につきます。
結果、どんな場所やシーンにおいても動じない自信がついますので、心に余裕を与えるのではないでしょうか。
雑談とは、たわいもない話ですが、コミュニケーションを得る心構えができているのと、できていないのとでは、友人との関係や仕事などの問題解決にも大きくかかわってきますので、力をつけて物事を成功へと近づけて下さい。
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