こんにちは。 今回はブラック(企業)についてのお話です。
自分も心苦しい経験もあったことから、お話していきたいと思います。
ブラック企業から早く逃げて!
ブラック企業に長く勤めていると、必ずといっていいほど肉体的、精神的にダメージが生じます。 求人広告では意外と気ずかず、入社してから気ずき始めるパターンが多いのではないでしょうか?
仕事は楽しいこと、辛いこともありますが、ここで起きることは「悩みに対しての質」がちがいます。
私もブラックに泣かされた一人の人間として、事実にもとずいたお話もそえて解説します。
社内でこのような事が起きていませんか?
- 長時間にわたる労働
- 過重な労働
- 休みが少なく、有給の取得が困難
- 残業代を請求できない
- 雇用契約違反なことを要求される
- パワハラ、セクハラ などなど。
私の場合は、清掃業で経験した事をお話できればと思います。
清掃業の場合では、とくに現場担当者としてお客様の現場で常駐勤務することも多いではないではしょうか?
勤務時間が長い余り、時給計算をすると、アルバイト・パートの方が社員より賃金が上回っている。場合によっては最低賃金さえ到達しない。
残業などをせざるおえない場合、どんなに社員でも「それなりの対価」が支払えてもらえない会社は問題です。
働きに対しての報酬が比例していない会社には十分注意が必要ですね。
実際に経験したブラック行為
- 労基で定められているにもかかわらず、休みがとれない。(とりずらい)
- 残業をしても給与明細書には記載されていない。
- 採用されても雇用契約を交わすことがない。(雇用契約書が存在しない)
- 従業員の入れ替わりが多く、離職率が高いため、仕事の負担が増す。
- いまだに社内で派閥的なものが存在している。
- トップが下のものに対して信用しない、常に疑いの目で接する。
- アルバイト、パートが現場で事故(物を破損させる)を起こしても負担を社員に負わせようとする。
- 退職前に有給消化で休みを取得しても、退職後の給与が振り込まれない。 (出勤拒否あつかいで解雇にされている)
- 日ごろから「給与に見合った働き方をしろ」と口癖のように言う。
- 個の侵害。 家族(妻・子供)のことで屈辱的で侵害な発言や差別を行う。
- 自転車操業に陥りそうな状態などの疑いがある。(アルバイト、パートに対して、支払期日に給与が振り込まれない)
などなど。
つらかった事
■ 休暇が取れない。(疲れが蓄積)
現場社員でもあったので、お客様方の現場で常駐勤務していました。
7年間、労基で定められた最低休日回数さえ一日もとっていません。
「人がいないから」、「代理で勤められる社員がいない」という理由でした。
逆にお客様が心配してくださり、休日を取らせるように会社へお声をかけてくださる始末です。
それでも早退まで出来るようになりましたが、結局、まる一日休日をとる事は不可能でした。(最終的にこの企業は自転車操業におちいり倒産しました)
・過剰な労働時間
・事務処理で本社へ来社すれば、パワハラ・セクハラが絶えない。
・毎日仕事が終わっても、翌日の出勤まで約4時間しか睡眠時間がない。
・最後に勤めていた会社では、月 / 7割 以上が現場に泊まり、清掃室で仮眠をとる始末。
■ セクハラ、パワハラ人間には、距離をおいても社内では相手から近くによって来ます。
防衛は、普段から距離をおくこと。 余計な発言はしない。 愛想をふるまいながら、「あなたの敵ではありませんよ」などのアピールを繰り返すしかありませんでした。
逆に敵意を示すと、いままでより一層な嫌がらせをして来るでしょう。 ターゲットにされてしまうと、今後ずっと続きますからね。
退職するまでの辛抱です。
これは子供さえしない、悪質な大人のイジメではないでしょうか?
大人のイジメは本当に悪質です。
■ なぜも、こんなブラックでも7年間勤めたのか?
お客様をはじめとする周囲の従業員スタッフから応援してくださったからです。 自分が在籍しなくなったら、「ここの物件は担当不在になってしまう」責任感からでしょうか。
退職をしてよかった事
おだやかな生活スタイルに戻せたことです。
日々、会社で起きたことによる、「不安・不信感・長い勤務時間」などから解放され、心が落ち着きます。
「再就職するまでの期間」生活などの不安は付きものですが、人間は一つの不安が解消されても、また新たに次の不安を抱く生き物ですので、一生不安はついてきます。
企業に就職することが全てではありません。
「会社勤による社会的地位」などの固定観念は、少なくとも私は抱かない方向で考えます。
会社に勤めるのは、あくまで生活するための一つの手段と考えます。
会社を辞めるのに対して誰からもとがめられる事はありません。
普通の生活にもどるだけです。
どのような企業がブラックに陥りやすいのか?
全ての業種にもブラックは社会的に淘汰されずに存在しているは事実です。
「大手企業」「中小企業」でもいい企業は沢山ありますが、企業というものは残念ながら結果が全てなので、こういった度が過ぎてしまう企業も数多く存在すると思います。
例として上げると、会社が「家族経営」が主で「小規模経営」が多い企業が「下請けの多重構造」に取り込まれやすいので、ブラック企業になりやすいとも言われています。
身内びいきになりやすい「家族経営」では、親族は厚遇され、それ以外の社員は「使い捨て」扱いをされやすい。
身内には高額な購入目的があっても必要経費として了解するのに、社員には1円、10円でもケチる傾向が存在します。
家族経営の企業では、労働者が声をあげるのが難しい。
労働組合が無いためにブラック企業になるのではないでしょうか。
ブラックに伴う具体的な行動
- 身体的な攻撃をされる 叩く、殴る、蹴るなどの暴力だと感じる行動(むかし、宅配業者にありましたね。テレビニュースでも取り上げていました)
- 精神的な攻撃 大勢の人も前で恥や罵倒される。長い時間説教をする など
- 人間関係からの切り離し 仲間外れにされたり、情報を共由してくれない。
- 過大、過重な要求 社員や従業員に労働内容の改善を考えず、過大な仕事量をそのまま押し付ける。
- 個の侵害 プライベートに関して不快な思いをさせられる。
ブラック企業の共通点
利益のために社員を好き勝手に働かせようとするブラック企業には、必ず共通点があります。
- 労働時間による特徴
- 賃金に関わる特徴
- 社風、体質に関わる特徴
中でも、
- 長時間残業をさせる
- 休日も出勤させる(休日を全く取れていないにもかかわらず、明細書にはカウントされている)
- 有給休暇がとれない(とりずらい)
などが目立ちます。
会社側は利益の追求しすぎるあまり、給与支払などで「明らかにこの数字はおかしい」という点が続くのであれば、疑わしいかも知れません。
なにか疑いや問題があるのなら、
- タイムカードがあれば、毎月回収される前にコピーをとる。
- 勤務した時間と内容を記録しておく。
- 不信、不快をあたえる人物(役員、上司など)接触する場合(会議や打ち合わせ)は、携帯などでボイスを記録をとり、情況証拠をとっておく。<従業員スタッフを不当解雇、契約以上の労働を迫るよう、指示や強要する など>
万が一これだけでも、証拠があれば労働基準監督署に相談しても、企業に対して「指導」の対象になるのではないでしょうか。
ブラックである事を見抜くには?
以下の点が当てはまらないか注意が必要です。
- ワンマンすぎる経営者
- 経理がいい加減で書類などの管理がずさんで不備が多い
- セクハラ、パワハラなどの嫌がらせ
- 給与明細に不明な点がある(立て替えした金額が反映されていない など)
- みなし残業制で、残業代ゼロが基本
- 社員に利益の穴埋めをさせようとする
- 従業員の入れ替わりが激しい(年中、求人募集をかけている。常に求人サイトに掲載)
- アルバイト、パートの比率が高い
- 新卒の採用枠が異常に多い
- 面接時に不快な質問や応答がある
- 離職率が高い
入社したら確認してみる
ある日数働いていれば、それなりにコミュニケーションが取れる先輩同僚やアルバイトなどの従業員ができるでしょう。
そうゆう方々から、「どんな企業なのか」を知っておくのもいいと思います。
普段から問題があって、それがまだ自分の身に振りそいでいない問題であれば、事前に回避する手段を考えておくべきです。
ブラック企業で働いていると思ったら、仕事に「やりがいや意味」を見出すのは「適切な環境ではない」ので、あきらめた方がいいと思います。
どんなに成果をあげられても、結果をだしても、経営者の目には映りません。
お金の亡者となっているため、だから社員をロボットのように過剰な扱いもできるのです。
早めに相談を!
意外とこのようなことが起きると、「自分の努力が足りない」「自分に落ち度や隙がある」「コミュニケーションが足りないからだ」などと真面目で誠実な方ほど「自分に非があるからだ」と決めつけようと思ってしまいがちです。
そんな事はありません。
- 社内の仲間(味方)に相談する。
- 家族や友人に相談する。
- 都道府県労働局、労働基準監督署へ相談する。
- 厚生労働省(労働総合コーナー)に相談する。
- 法テラス
- 弁護士に相談する。
- 退職する。
まとめ
気がついたら、ブラック企業だった。 生活のためとはいえ我慢をしていると、身体的・精神的におかしくなってきます。
「仕事ってもっと楽しいものと思っていたのに・・・」とも言えなくなって来ている時は、会社に何らかの問題があるのかも知れません。
人生の貴重な時間を仕事でも削っているわけですから、合わない会社にとどまるよりも仕事の選択技は沢山あるはずです。
自分だけでは解決困難であることならば、今はどの機関や弁護士でも「無料相談」を受けられます。
まずは身近な相談者がいれば、勇気を出して打ち明けることです。
こんな企業のために自分の人生台無しにしたくはないですよね。
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